※ この日記は2007年5月25日に書いたものです。
先日の丹波竜ツアー、ごきげんでしたよ。
恐竜の骨を陳列してあるのは隣市の博物館ですが、発掘現場は近隣の川です。
その川べりはいかにも化石がでてきそうな雰囲気のところでした。
やはり現場のほうがロマンティックでしたね。
市の関係の方なのでしょうか。発掘現場の近くで、汗にまみれて作業をしておられました。
昨日は特に暑い日でしたので、焼けた石の上での作業はしんどかったでしょうね。
しかし、ヘルメットをかぶって黙々と槌を下ろす姿に、わたしとしてはロマンを感じるわけですね。
やはり力のいる発掘の作業というのは男の世界という気がするのですね。
ふと、こんな短歌を思い出しました。
「洋服の裏側はどんな宇宙かと脱ぎ捨てられた背広に触れる」
永井陽子
小さい頃、一日の仕事を終えて帰宅してきた父の背広には、なにか特別の世界があるような気がして、どきどきしていましたね。
新聞社勤務の父の仕事の内容など、計り知れない世界のことですが。。
例えば、昨日、発掘をしていた人の作業服だとか、ヘルメットだとかにも、白亜紀の宇宙が息づいているわけです。
丹波竜を見に行って、作業服の中の宇宙を思うというのも変な話ですが。
ふと、そういうことを思わせるような景観でもあったわけです。
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