弟くんが今日、二十歳になった。
このところ、京都へは月に一度は行っているが、あまり会うことはない。
彼は居酒屋でバイトしてて、ちょっと大事なポストにあるらしく、夜中遅くまで働いているらしい。
兄くんが「時々は会うで。」という。
同じマンションに暮らしていながら時々会うって、どうなん?と苦笑い。
やつのいっている大学にはオリター制度というのがあるらしく、なんでも学部の学年統括をしているんだと。
一体なにをしているのか、よくわからないけど、元気でやっているならそれでいいかとも思う。
京都へ行ったら、一緒に外食する機会もないので、ご飯を炊いて、彼の好きなうすアゲ入りの味噌汁をつくって、鮭をやいて、野菜のおひたしを作って帰るのだけど、私が家に帰ったころに「食べたで。ありがとう。こういうもんが食べたかった」とメールがくる。
「をを、そうか。それは良かった」と返すと「今日も仕事やろ。がんばれよ。オレも頑張ってるぞー」と返ってくる。
あはは、むすこっちに、仕事頑張れといわれるようになるとは。
長いようで、あっという間だった20年。
喘息で夜中ずっと抱いていたやつだったが、もう見上げるほどに大きくなった。
「かーさんは、いつまで経っても小さいなぁ」と言って、わたしの頭をぽんとたたく。
ふん、生意気。笑
■ HP「小春日和」 ■