2007-04-28 Horowitz plays SchumannTraumerei in Moscow 聴いた ホロヴィッツ 「トロイメライ」聴衆は盛装しているわけでもなく、綺麗な椅子にきちんと腰掛けているでもなく、自然な格好で聴き入っている。 時々目頭を押さえる人、涙をぬぐおうともしない人、瞬きもせずに聴き入る人。。聴衆の心臓の鼓動が聞こえてきそうなほどの距離で、彼は、トロイメライになにを込めて伝えようとするのか。ホロビッツの演奏を聴くのは最後かもしれない、聴衆に聴かせるのは最後かもしれない。そういった思いが行き交う、この世と、あの世の、間にあるような空間。。