小春の庭仕事

観た映画、読んだ本、聴いた音楽、旅した、食べた、買った、そして、思った記録です。最近は庭仕事がメインです。

小野茂樹

あの夏の数かぎりなきそしてまたたったひとつの表情をせよ


1936年〜70年 「地中海」「早稲田短歌会」所属。

歌集「羊雲離散」「黄金記憶」

概 要
清純な香気を放ち、繊細で華麗な音楽を感じさせる独自の歌の世界を創出しながら、惜しくも三四歳の若さで事故死した小野茂樹の全作品を収める。

洋服の裏側

※ この日記は2007年5月25日に書いたものです。





先日の丹波竜ツアー、ごきげんでしたよ。



恐竜の骨を陳列してあるのは隣市の博物館ですが、発掘現場は近隣の川です。



その川べりはいかにも化石がでてきそうな雰囲気のところでした。



やはり現場のほうがロマンティックでしたね。



市の関係の方なのでしょうか。発掘現場の近くで、汗にまみれて作業をしておられました。



昨日は特に暑い日でしたので、焼けた石の上での作業はしんどかったでしょうね。



しかし、ヘルメットをかぶって黙々と槌を下ろす姿に、わたしとしてはロマンを感じるわけですね。



やはり力のいる発掘の作業というのは男の世界という気がするのですね。



ふと、こんな短歌を思い出しました。



「洋服の裏側はどんな宇宙かと脱ぎ捨てられた背広に触れる」 

                     永井陽子



小さい頃、一日の仕事を終えて帰宅してきた父の背広には、なにか特別の世界があるような気がして、どきどきしていましたね。



新聞社勤務の父の仕事の内容など、計り知れない世界のことですが。。



例えば、昨日、発掘をしていた人の作業服だとか、ヘルメットだとかにも、白亜紀の宇宙が息づいているわけです。



丹波竜を見に行って、作業服の中の宇宙を思うというのも変な話ですが。



ふと、そういうことを思わせるような景観でもあったわけです。




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山椒の収穫

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山椒の実

敷地内にはおよそ30本の山椒の木があって、そのうち、実がなっているのが10本程度。

朝、収穫して午前のうちに、近くの農協に出荷する段取りになっているらしい。

 

当然、私、出荷は初めてのことである。

頑張って採ったが、およそ、1.3キロであった。

後ろにならんでいたおばあさんやおじいさんは、大きなバケツにいっぱい出荷していなさった。

少し気後れしたが、初めての出荷だし、来年はもう少し増やせるだろう、などと考える農業人としての自分がいる。ふふふ。

ぎぼの芍薬

 

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ぎぼが大切に育てたシャクヤク

うちの敷地内には、義父母の純日本的な家屋と日本庭園、そして、私の家であるカナディアンハウスと洋風家庭菜園がある。

 

4月から仕事を辞めて家にいることになって、二つの家と庭の世話をすることになった私の日常は結構忙しい。

 

この芍薬、20数年前、私がここに移ってきてからずっとあったはずだけど、その存在を知らなかった。

 

数日風が吹いて、きれいな花が倒れそうになっているなぁ、と気づいてから、我が家には芍薬があったのだと知った。

 

こんな調子で、今まで知らなかった母屋の庭の草花木に、初めまして、のご挨拶をすることにする。