さてさて、ブロードバンドが到来して以来、ずっと念願だったIP電話がとうとう開通した。
門司の実家も柳川の妹のとこもとうにIP電話になっていたのに、うちだけまだだった。
おほほ、これで心置きなく電話できるぞ〜。
なんせタダだもんね。
で、さっそく実家に電話した。
母に新番号を教えて「これでなんぼでも話せるよ〜」と喜ばしてあげようと思ったのに、「時は金なり。無駄な話はせんでもよい。」といわれてしまう。
うわ〜〜〜ん。
電話といえば。
今はどんなお宅だって電話はあるよね。
でも、昔我が家には電話はなかった。
そんなにびんぼー暮らしをしていたわけではなかったと思うのだが、どうしてなんだろう?
それに、父親は新聞社に勤めていて、なにかあったらすぐ出勤しないといけない状況だっただろうに、なぜだったんだろう。
小学校の時、どうしても忘れてはいけないものを忘れてしまって、母に連絡をとって持ってきてもらおうと思って、悩みに悩んで近くの電話のあるお家に電話して母を呼び出してもらった。
ところが、、、その家はその日不幸があって、それどころではなかったのに、母に取り次いでくれたのだ。
あたしはすごく叱られたね。そりゃ当たり前。
あーあ、家に電話があったらなぁとずっと思っていた。
だから電話が開通した日のことは忘れないなぁ。
黒電話で、大きな音がなるやつだった。
うれしくて、うれしくて、電話の前で三人姉妹で構えていたような気がするなぁ。
中学生ぐらいになって友達と長話して、親に叱られていたことも思い出すなぁ。高校になって彼とかが出来て、親が取り次いでくれなかったり。
今となってはそれもこれも良き思い出。
「1876年3月16日」は電話が発明された日らしい。
グラハム・ベルと町の電気屋さんのワトソンさんの共同開発なんだって。
その後エジソンが改良を加えたそうだけど。
しっかしそのお三方、130年後にこんな携帯社会が来るなんてこと、想像もしなかっただろうね。
あたしだって、自分が携帯を持つなんて想像もしなかったもん。