里の雪は朝から静かに降り続いています。
椿の木の枝にぽっこりとひっかかった雪の塊が、まるで綿の花のようです。
昨日、京都に住む兄くん(長男)から久々にメールがきました。
京都の冬は寒いだろうな、カゼなど引いていないかなと気にかかっていたところでした。
「今日は、会社訪問にいってくるな。」とのこと。
をを、そうでした。そろそろシューカツが始まる時期でした。
目の前にいれば、「ネクタイはちゃんと締めた?コートは着ていかなあかんよ。電車の時間は調べたの?」と世話をやくことは限りなくあるのだけど、如何せん、近くて遠いところにいるので、世話の焼きようがありません。
寂しくはありませんが、私と兄くんはもうそういう関係なんだな、としみじみいたしました。
むすこは確実に母親より大きくなります。
ちょっとしたときに、頼もしいなと感じることがあります。
それは、買い物の時に、黙って荷物をもってくれたり、車から降りるときは先に下りてドアを開けてくれたり、高いところにあるものをさっとおろしてくれたり。。
ほんとに、ほんとに、頼りないむすこっちではあるのですが、そういう時、正直うれしいなと思います。
・・夕方、会社訪問が終わって、メールしてきました。
「若干建物が古かったなぁ。まぁ、1社目だし、これからあちこち行ってみる。」と。
「そっか、寒かったやろ、早く帰っておやすみ。」
もう何もしてあげられることはありません。
里に帰ってきたら、またあったかお鍋でもしてあげましょう。