- 作者: 俵万智
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1992/05
- メディア: 単行本
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どうも最近、23:00ぐらいになると眠くなり、午前4時前に目が覚める。。
そこから眠りに入るのに結構苦労してて。。
今日の明け方には、パット・メセニーとジムホールのアルバムを小さい音で聴いて、そしてこれを読んでいた。
光源氏のモデルといわれる在原業平の作といわれるこの伊勢物語。
● 第二十四段 ●
梓弓ま弓つき弓年を経てわがせしごとうるはしみせよ
むかし、男ありけり。さて、どんな男かというと、、、
三年間、連絡もせずいつ帰るともいわず、さんざん女を待たせ、とうとう女が他の人と結ばれるというその日にふらっと帰ってきて、作った句。
心惑う女に対して、、
「弓にも色々あるように、いろいろあったこの年月ではあるが、、
きみはおれにしたようにその男を愛してやれ。」
中村真一郎氏の解釈・・「愛って始めは所有欲みたいなものだけれど、ある程度続くと、相手の身になるでしょう。
だからこの態度は、二人の長い恋愛の歴史を想像させるなぁ。。」
そうなのか。。
でも物分りの良すぎる男って、ある意味、罪ですよね。。。笑