山里に越してきて11年、随分と生活がかわりましたが、その中でも、一番変わったのは「食」かも知れません。
私は、海の育ち(関門海峡)なので、魚のない生活なんて考えられませんでしたが、ここでは、新鮮な魚にはあまりお目にかかれません。
引っ越してしばらくは「食べるものがない〜。」と悲しかったのですが、人間て、環境に適応していくものなのですね〜。
最近では、山の食べ物もおいしいと感じるようになりました。
ここでの食べ物で一番好きなものは。。。
「丹波黒大豆の枝豆」です。
この枝豆、見た目が悪いのですが、たっぷりの塩で茹でていただくと、どんなに美味しいか。
よその枝豆は食べられませんね〜。
最近は塩にも凝って「アンデスの塩」の塊を砕いて、それで茹でています。
こんな豆を自分の家の畑で収穫して食べるこの贅沢。
次に好きな食べ物は。。。
「丹波大納言あずき」
これでつくる赤飯のおいしいこと!(ちなみにもち米も自家製です)
隣の村は有名な大納言あずきの産地で、宮内庁にもっていかれているようです。
さて、次は。。
おじーさんの作る「はたけしめじ」です。
うちの山では「松茸」がよく出ていたのですが、今年は2本だけでした。
かわりに裏山でじめじを作っているのですが、これがまた、味が濃い!
店で売っているしめじなんて、全く別物という感じですね〜。
それから、それから。。
これも庭でとれるものですが。「茗荷」。。
夏に冷奴やそうめんに添えると、これがまた食がすすんでしかたないです。
書き出したらとまりませんね〜。まだまだ書ききれませーん。笑
最後に一番美味しいものは。。
それは「コシヒカリ」です。
(田植え、稲刈りの手伝いは、ちゃんとしてますよ。)
炊き上がったコシヒカリはつやつやとして、ふっくらもっちりして。
ひとつまみ食べると甘みが口いっぱいに拡がります。
おかずなしで、ご飯だけでも十分おいしい!
こんな食生活が送れることに、感謝しないといけないですね。
おじーさん、おばーさん、長生きしてね、といつも心の中で祈っています。
<赤飯>
【画像:23325.jpg】
<黒大豆の枝豆>
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