はい、こんにちは。
休日の昼下がりに、情事もない小春せんせです。
ちょっと古いネタだったかしら。
庭の花梨の木も小さい芽をたくさんつけて、可憐な花を咲かせようとしています。
ん、なんて、情緒的な書き出しなのかしらん。。。。
ところで皆さん、花梨の木の向こうは孟宗竹のうっそうとした竹藪です。
そこに、先祖の眠る墓があるわけですが。。
・・数年前のこの時季のこと、じっちゃんが、息子ふたりをタケノコ掘りに
誘いました。
息子達はそりゃもう、よろこんで
「かあさん、今晩のおかずまかせてね」
なんて可愛いことをいって出かけていきました。
しばらく掘って、もう十分な量になっていたので、じっちゃんは
お昼を食べに母屋に帰ってきました。
むすこたちは、まだまだ、掘り足りないようです。
まぁ、いいか。好きにさせとこぅ、と思って昼下がりのお昼寝タイムに
入ろうとしたとき、むすこたちが叫び声を上げながら
転がるように裏山から下りてきました。。。
「かかかかぁ~さ~ん、骨や、、、骨、、、!!」
「え~~~!!うそやっ~~。うそや~~!」
「うそちゃうって!!ほんとに骨や~~~!」
・・・わたしは気が動転して、、でも、とにかく
現場にいかなあかん、何かもっていかんとあかんって
考えたんです。
とにかく、あ、むしめがね!ちゃうってば。あ、すこっぷ!もう
掘り起こしてどうすんねん。あ、携帯電話、、そうやこれや。
犯罪やったら、すぐ警察に通報せなあかん!!
絶対行きたくないっていうむすこたちに、これは
犯罪やからって説得して、長靴はいて、ぶるぶる震えながら
裏山に入りました。
「かあさん、あれや・・」
「ほんまや、白いわ・・。ちょっと後ろに下がりなさい。。。」
長い枝が落ちてました。それで、その白骨を遠くからつついてみました。
確かに、骨以外の何物でもありません。
少しずつ周りの土を掘り返していきました。
・・・・その骨が形を表しました。
ずずずがいこつです~~。
しかし、しかしだ。。。この顔の大きさは何だ??
頭頂部に二つの突起があるぞ!!
はい、そうです。お隣の牛うしくんのお墓をむすこたちが
掘り返しただけだったのです。
タケノコを食べるたびに、あの、間延びした頭蓋骨を思い出します。
なんまいだ~、なんまいだ~。