秋口だっただろうか、台所の野菜かごの下の方に腐りかけた里いもを見つけたのは。
もう、使えないと判断した時点で、ごめんなさい、と合掌して生ごみ袋にいれるのだたが、まてよ、ちょっと植えてみよう、と思ってそのまま静観していたら、なんと、里芋ができた。
なんだか、いくつか子芋がついている感じもする。
うれしい、これからは、なんでも捨てずに、畑に植えてみることにする。
秋口だっただろうか、台所の野菜かごの下の方に腐りかけた里いもを見つけたのは。
もう、使えないと判断した時点で、ごめんなさい、と合掌して生ごみ袋にいれるのだたが、まてよ、ちょっと植えてみよう、と思ってそのまま静観していたら、なんと、里芋ができた。
なんだか、いくつか子芋がついている感じもする。
うれしい、これからは、なんでも捨てずに、畑に植えてみることにする。
早朝、母屋のギフ(93歳)から電話あり。
このところ、夜昼構わぬ電話も少なくなってきてたのだが、どうしたことか。。
「おばーさん(自分の妻)に会いにいきたいんやけど」と結構切実な口調。
「おかーさんとこは、コロナの影響で面会できないんです」と、もう2月から9か月間言い続けているのだが、そんなこたぁ記憶に残っているはずもない。
このところ、記憶は5~10分程度しかもたなくなっている。
「博士の愛した数式」をふっと思い出した。
もちろん、大事なことは、母屋のリビングのよくみえるところに貼っている。
でも、もう、見てても見えてない、という感じなのかな。
■ 庭の柚子、ちょっと前までは、ギフが出荷していたほど、わんさか成っている。
■ これもギフが植えたブルーベリー、全部で20本ある。
こんなに赤く紅葉することは知らなんだ。
■ささやかに作っていた野菜たちが食べごろを迎えた。
大根、二十日大根、ニンジンは、生まれて初めて作った。
11月のこの時期になると、暖炉に火を入れる。
薪は、自分ちの山から取ってきて、薪割して、乾かしたものを使っている。
毎日家にいるようになって、朝から腰を据えて火を燃やすことができるようになり、薪も絶やさないように、頑張っている。
暖炉との格闘のあと。
灰やすすがあちこちに飛び散っている。
数年前、大きな台風がきて、墓地に木が倒れてきた。
危険木の伐採を市に申請してくれていて(区長さんが)予算がついたので、今日は、市の方と立会して、切るべき木を決めた。
この木々、すきっとした姿が好きなんだが、どれも、切ることにした。
それはそれで、寂しい気がするが、子孫のことを考えると、今、できるだけすっきりさせていたほうがいいだろうと思う。
むすこたちは、こんな木、どうしていいかわからんだろうし。
自分で作った大根は、葉っぱが虫に食われていようと、少々太さが足りなかろうが、愛おしさいっぱいなので、大事に食べる。
ミカンも自家製。
ほんとに、これだけ、家の分だけ作っている。
畝をこさえて、種をまくと、ほとんどの作物はできる。
種って魅力的だ。
何年袋に入ったままでも、発芽するんだもん。
(いや、使用期限はあるよ、と隣のおじちゃんが教えてくれたが)
おでんは、大根を食べるためのもの。
夜中からの冷たい雨が上がって、少し日差しがさしてきた。
今は、午後3時。
いつものように12時に母屋の義父(93歳)に昼ごはんを食べさせ、今日は畑も濡れているもんだから畑仕事は中止、久々にパソコンに向かう。
ふうん、今はnoteてやつが流行っているんだな、おっと、株価はどうなってるのかな、などととりとめもなくネットしていると。
「ぴんぽ~~~~ん」とチャイムが鳴った。
誰だ?と思う間もなく、ドアがいきなり開く。
「おかぁさんは?」と義父が不安いっぱいという顔で私に問いかける。
おかぁさんというのは、義父の奥さん、私にとっては義母、つまり、姑のことである。
義母は数年前から、脳梗塞、骨折、尿毒症などを患って、入退院を繰り返した挙句に、やっと病院に付属したホームに入所できることになって、もう、3年近く家にはいない。
義父は、もう、そのころから記憶があやふやになってきた感じで、ずっとずっと、「おかぁさんは?まだ帰ってこーへんのやけど」などと聞いてくる。
奥さんが畑や田んぼに行ったまま、夕飯時になっても帰ってこない(わしの夕飯はどうなっとるんじゃ)、と言うのである。
もう、何度も同じことを答えるのも、しんどくなってきて、カレンダーの裏に、「〇〇子さん(義母)は、ホームに入所していて、今はコロナで面会できない」と大きく書いて見えることろに貼っているんだけども、それを見ていないのか、二日おきぐらいに同じことを聞いてくる。
93歳10ヶ月まで元気でおって、奥さんと一緒に暮らせなくなった男性って、家事ができなかったら、ほんとに、ほんとに、哀れだわ、と思う。
粛々と義父にご飯を運ぶわたくしであるが、どうやら、毎日、わたくしがご飯を運んでいることも、忘れているふしあり。。。。
あぁ、介護は先が見えないだけにしんどくもあるが。
そのうち、わたくしもそういうことになるんだろうなぁ、と、今は忍の一字である。
いったん元気がなくなっておわりかなぁ、お思っていた万願寺、ピーマン、また盛り返した!
茄子もまだまだ、お元気です。
おかげさまで、あまり野菜を買うこともなく、ワンパターンではあるが、新鮮なものがいただけている。
大地に感謝!
丹波黒大豆の枝豆