これは、久々にじんとくる映画だった。
国分太一くんの芸のうまさとか、脇を固める人たちの細やかな表情だとか。
なかでも、国分くん演じる三つ葉のすむ下町情緒たっぷりの家の佇まいが、昔すんでいた家によく似ていて。
祖母役の八千草薫が和服にかっぽう着をきて、箒で家の前の道を掃く姿が、実家の母そっくりで。
レンタルだったけど、これはDVDを持っていてもよいとさえ思ったほど。
今日はちょうど村の祭りだった。
今回の出し物は、タイムリーにも「落語」だった。
大阪から桂三枝の弟子である桂三扇さんというプロの女流落語家がきていて、お宮で落語が聞けた。
今日は図らずも映画と祭りでふたつの落語を楽しむことができて、なかなかに楽しい一日だった。
そうそう、兄くんと入れ替わりに弟くんが帰ってきていて、バイトしている京都四条の町屋バーの話を聞いて、興味深深。
服装、髪型、姿勢、言葉づかいをびしびし鍛えられるとのこと。
一流のバーテンダーになるのはなかなか大変だそうだ。
やつには内緒で行ってみようか、なんて思ったりしてる。