昨日は職場に特別講師の方が二人みえた。
ひとりは英会話の講師。
この人はイスラエル人でたまたま私のお知り合いだった。
以前、ちょっとだけ英会話教室に通っていた時に、お互いジャズ好きだったことからお友達になった。
彼から、たくさん新しい音楽を教えてもらった。
彼が読むダンテの「神曲」は朗々として、いつまでも聴いていたいと思うような素敵な声だった。
英語の楽しい授業が終わったあとは、陶芸の講師の方による「ろくろ」を使った陶器つくりだった。
この近辺には有名な窯元があって、わたしは、何度か山里の窯元へ行き、陶器を注文したことがある。
その山里に住まわれる陶芸家だ。
ろくろを回すのを身近で見るのは初めてだった。
こどもたちは緊張してろくろの前に座って、ぎこちない手つきで形を作っていく。
なんともいえない艶のある土の塊が形になっていく。
ちょっとした力の入れ加減で形が微妙に変わっていく。
講師の方がそっと手をそえると、不思議にもきれいな形になっていく。
あっという間に10個の作品ができた。
わたしはその工程の美しさに見とれて、どうしてもやってみたいと思った。
また来週こられるらしいので、お願いしてみよう。