小春の庭仕事

観た映画、読んだ本、聴いた音楽、旅した、食べた、買った、そして、思った記録です。最近は庭仕事がメインです。

 「愛されるためにここにいる」

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誰かが隣りにいてくれることのあたたかさ、一人じゃないと思えた瞬間の穏やかな気持ちを思い出させてくれる――これが本作品最大の魅力である。

ジャン=クロードは仕事にも家庭にも行き詰まり、人生に疲れ果てていた。
50歳を超えたいまも、別れた妻との間に生まれた息子や、高齢になった父親との関係はぎこちない。
一方、結婚を目前に控えたフランソワーズは、幸福であるはずなのに、作家活動に追われる婚約者に対して、どこか満たされない想いを抱いていた。

そんなある日、タンゴのレッスンで出逢った2人。
そこから、2人の人生が交差しはじめ…。

処女長編作で大きな注目を浴びたステファヌ・ブリゼ監督による、珠玉のラブストーリー。

長編第2作となった本作では、心を揺さぶる情熱的な音楽""タンゴ""をテーマに、人生の転機を迎えた男女の心の機微を、繊細かつ情感あふれるタッチで描き出している。

愛し愛されることを知らずに年を重ねた主人公が、心惹かれる女性との関わりを通して、新たな一歩を踏み出す姿が静かな感動を呼ぶ。

ここ。みてみてください。