小春の庭仕事

観た映画、読んだ本、聴いた音楽、旅した、食べた、買った、そして、思った記録です。最近は庭仕事がメインです。

紺色の制服の思い出

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画像はおしゃれ探偵さま



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昨日のメーリングリストを通じて同級生の方からメールをいただいた。





その彼とは高1のとき同じクラスだったらしく、その時の担任の先生は2、3年前に亡くなられたそうだ。



私は生物が苦手で、時々、教科書とノートだけに授業を受けさせ、保健室に遊びにいったり裏山に上ったりしておさぼりしていたんだが、担任は「こらっ」といって笑って私の頭をぽんと軽く教科書でたたくだけだった。



わたしはある日、裏山で「はちどり」を見つけて感動!

それを担任に報告した気がする。

「え?はちどり?おるわけないですね〜。」と軽く流されたけど。笑



・・・そりゃ、もう30年だから、いつまでもお元気でいるとは思わないけど。



もうおられないと思うとなんだか寂しい。。



私は、時々、保健室登校していたんだが、(それはクラスに馴染めないとかではなく、単に保健室が好きだったから)、保健室の先生は当時30代女性、普通に大人の話をする方で、わたしもなんの違和感もなくそれに答えていて、「○○ちゃん、大学卒業したらこの保健室の先生になりなさいよ。」と細かく進路指導してくれた。笑



大学の時に、母校に遊びに行こうと思って保健室に電話したら、先生はおられなかった。



代わりに電話にでた先生から、保健室の先生の病状が重いことを知った。



お見舞いに行こうかとさんざん悩んだが、きっと、美しくてプライドの高い先生だから、病んでいる姿を生徒には見られたくないだろうと思って、病院の前までいって、深く頭を下げた。。。



それからまもなく、先生が亡くなったときいた。



もし生きておられたら、私はあの保健室の先生になってたんだろうか?



海、カモメ、汽笛、展望台、レンガ造りの古いビル、、、



とんでもなく暑い夏に、紺色のジャンバースカートをきて、海岸線を歩いた30年前をふっと思い出した。