昨日山に入った兄くんが、よれよれになって帰ってきたのは夕刻5時ごろのことだった。
「どうやった?」ときくと「めちゃ良かった〜。」と。
「なにが良かったん?」ときくと「なんもかも良かった。」と。
じじさまは退職してから、20年。荒れ放題の山に入りこつこつと手入れをしてきたんだと。
小さな小屋まで作ってそこで休むことができるらしい。
山の境界線を教えてもらいながら、植生をあれやこれやと教えてもらったそうだ。
下草刈り、間伐材の伐採、、、なんとも男くさい山仕事を教えてもらい、一日で山の魅力にとりつかれたようだ。
「オレは、地元で仕事をして、早めに退職して、山仕事をして暮らす」とえらい先の話までしていた。笑。
今日の田植えは半日で終わった。
午後から、またばばさまは畑にいって、たまねぎの収穫をしていた。
じじさまは、裏山で最後のタケノコを採っていた。
よく疲れないなぁと思うのだが、ふたりとも、土や緑に触れているのが一番気持ちが良いといいなさる。
同じような話をネット盟友で、今やイングリッシュガーデナーの小鬼はんが5月2日の日記で語っていた。
「・・・でも緑とじかに触れているのは本当に気持ちがいいのだよ。」と。
きっと樹木や草花、土に触れていると、自分も自然の一部だと感じることができるのだろうね。
せせこましい世界にいる自分を解放することができる時間なのだ、と今日、私は感じたのですよ。(^_-)
◆「木を植えた人」ジャン・ジオノ ◆
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◆「庭仕事の愉しみ」へルマン・ヘッセ ◆
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