もう12年にもなるのですか。。。
あの時、神戸にいました。北区といって一番被害の少ないところでしたが。。。
まだ真っ暗な明け方、ものすごい地鳴りがして、どしーーーーーんと揺れがきました。
それまで体感したことのないような揺れです。
むすこたちを両脇に抱えて、ベッドの下段にもぐりこみました。
それからあったことを、わたしは、なにひとつ忘れていません。
電気のつかない中、こどもたちに握った4つのおむすび。
食器棚を開けたら、食器が全部私に向かって落ちてきたこと。
やっと通じた電話の九州の母の声「いまから助けにいくから、まっときなさい。」
余震の中、車で職場にいこうとして、信号が全然機能していなかったときの恐怖。
近くのダイエーに出来ていた疲れ切った人々の長蛇の列。
新聞の死亡欄にでていたもと同僚、そして知人の娘さん。
仮設住宅を訪問したときの、小さい子供を抱えた母親の目。
・・・今でも、震災のニュースを聞くと、もう反射的に涙がでてしまうんです。
あの時、一生分とは言わないけど、半生分ぐらい泣いたのに。
でもね、この日ぐらいは、涙ながしてもいいと思うんです。
いつもは、かーなり前向きですからね、この日ぐらいは。。
6434人の尊い命に。。合掌。
■ Koharoom □・・・「音楽・映画・読書日記」