はい、こんにちは。
むすこっちたちがいなくなって、我が家はすっかり静かになってしまって、食事時の陰気なことといったら。
しうとめが以前から、大人四人だけになったら、一緒に夕飯を食べようと提案してくれていたので、さっそく乗った。
しうとめは、まぁ、寂しさもあるだろうが、毎日忙しく働いて、頭にはげを作っているあたしを見て、ちょっとでも楽させようと思ってくれているんだよね、きっと。
夕食の準備を手伝いながら、とりとめもなく一日あったことをしうとめに話すと、しうとめも半分きくでもなくきかないでもなくという感じで返してくるのだ。
そのいい加減さがまた楽だったりして。笑
しうとめは夕方まで畑にいてその日の野菜をバイクのかごにいれて持って帰ってくる。
それを外の流しで「始末」して、ゆでておひたしにして、ごまをふりかけ食卓にのせるのだ。
「ご馳走はないえ。」「いへいへ、じゅうぶんご馳走ですわ。ほないただきます。」というのがいつもの食事の挨拶だ。
4人で、ごそごそ話をしながら、時々笑って、ゆっくりと箸をすすめて、夕飯がすすんでいく。
「やっぱり大勢でたべるとおいしいなぁ。」としうとめがしみじみ言う。
「ほんと、みんなで食べるとおいしいですよね。」とあたし。
「そうやっておいしいっていうてくれる人がおると作る甲斐があるてもんやね。」としうとめ。
今までのなんやかんやなんて、今ではすっかり水に流れてしまって、一緒にいてもちっともいやな気がしない。
いや、むしろ一緒にいるとやさしい気持ちになれる、そんな間柄なんだよなぁ。。