はい、こんにちは。
先日、NHKアーカイヴスで、フジ子 あるピアニストの軌跡を観た。
以前から名前は知っていたが、あまりにも有名なピアニストなので、敬遠していたところもなきにしもあらず。
この番組はもう再放送3回目らしい。
なんでもっと早く彼女を知っておかなかったのかと後悔。
その演奏と情感豊かなピアノの音色は勿論のこと、その人生に深く感動した。
彼女は若いころに聴力を殆ど失いかけて、今は40%ほどしか戻ってないらしい。
母親の死をきっかけに日本に帰国し、再起をかけて母校東京芸大で演奏をしたところ絶賛を浴びて、今や世界を飛び回る演奏家になっている。
彼女の日本の家は、たくさんの猫が棲むあばら家だ。
ピアノの前にいない彼女は、限りなく怪しいおばさんだ。
自ら、年齢不詳、国籍不詳と言っている。
しかし、番組の最初から最後まであたしは、瞬きも息もせずにみていたような感じだった。
人生には、挫折や、これでもかっていうぐらいの苦難が時としてある。
でも、「諦めずに夢を追い求めること」を忘れてはいかんのだ。
毎日いろんなことが追いかけてきて、生きることが苦しくなってくることがある。
そんな風に思う自分を、あまちょろいと思わせる彼女の生き様ではあるなぁ。。