小春の庭仕事

観た映画、読んだ本、聴いた音楽、旅した、食べた、買った、そして、思った記録です。最近は庭仕事がメインです。

感動と出会いの土曜日



はい、こんにちは〜。


こんなにいろんなことを考えさせられた日はなかったなぁ。


それは昨日、土曜日のこと。


■■■「バレー観戦」


午前中は、近くの中学に来たおっとっとのチームの試合の応援に行ってきた。


成長の早い子供たちは1年みなかったら、全然わからなくなっていた。


「○○先生の奥さんですけど。紅茶を冷やしてきましたからみんなで飲んでくださいね。」とマネージャーの子に渡すと「えっっ。○○先生のおくさん!?」と目をまん丸にしていた。なんて可愛い。笑。


1試合目は、地元の中学の試合だった。


何気なくみていると、なんとうちの教室の生徒ちゃんが2人もいるではないかっ。


これは応援せねば!と身を乗り出した。


お教室に窮屈そうにちょこんと座っている姿しか知らないので、コートで汗を飛ばしながら、レシーブ・アタックする勇姿を見て、驚くやら感動するやら。


やはり、勉強している姿だけみても、こどもはわかんないよな。


勉強は大事だけど、全てではないよな、と実感した一日であった。


■■■「情報コミュニティーミーティング」(兵庫県ニューメディア推進協議会主催)


昼、急いで家に帰り、昼飯を作るとまたすぐ次の用事があって飛び出た。


今日のイベントはこれである。


これが当地で行われることになり、参加団体の二つに所属しているわたしは、「こりゃ、いかなあかんでしょ。」という立場なので、喜んで参加させていただいたわけだ。


当地の6つの地域サイト運営者の実践報告とトークセッションは非常に興味深く、「今、田舎はこんなに面白い!」ってことを見せ付けてくれたねぇ。


基調講演は、ささはたドットこむ 事務局長であり、アンカーコム社長のナガサカ ユカさんであった。ささはた・・は昨年「日経地域情報化大賞」を受賞している。


全国から講演の依頼があって大変お忙しい方なのに、まったく疲れを見せず、まぁとても気さくな方で、講演もさることながら、トークセッションでの気取らないご意見には大いに賛同できるものがあった。


最後の交流会では、ナガサカさんと歓談することができた。


あたしは「不思議の里の不思議な出来事」を少々お話したところが、興味を持っていただけたようで。くすくす。。詳細は省略。


都市生活と田舎暮らしを改めて考えながら、あたしは、ひとつ、思い出したことがある。


神戸時代に勤めていた会社の社長に「森の人」の里山プロジェクトについて、久々にお知らせして、こちらの近況などを電話でお話していた時に、その人から意外な言葉を聞いた。


「ところで、どうしたんですか?急に連絡してきはって。


田舎に埋もれたくないんでしょ。やっぱり。」


この言葉にあたしは、唖然とした。


「田舎に来て埋もれていると思ったことは一度もありません。都会の雑踏に紛れていたときのほうが、埋もれている感じが強かったです。


こっちでは、何を始めても新しいと思ってもらえるし、次々に新しい魅力的なことが創出されますし、埋もれている暇などありません。」とムキになって返事した。


自分は「都会」という優位な場所に住んでいる人間で、田んぼに囲まれて暮らしている人間は、哀れな存在としてとらえているところに、非常に違和感を覚えたわけだ。


この会の中で「今や、都会は田舎に与えられるものはあまりない。むしろ田舎から与えられるもののほうが多いのでは。」という意見が出たが、その通りだと思う。


情報だって、田舎だから不利だということは全然ないわけで。


欲しいと思うものは、全てネットで手に入るわけで。


交通の不便さはあるが、それは環境の良さと引き換えなわけで。


都会の人は田舎の人に、生きていく術を習うべきだと思う。


地に足の付いた暮らしとは、田舎にあるのだ、としみじみ思う昨今だ。



□□□


今日は、くすくすの時間も更新した。