はい、こんにちは。
里は本当に涼しくなってきた。
車から見える景色は黄金一色。
たわわに実る稲が刈り取りを今や遅しと待っている。
台風の通り過ぎるのを待って、どの家も一斉に刈り取りを始めるつもりなのだろう。
我が家もおそらく来週あたり稲刈りだろう。
年々、米の消費量が減ってきて、今年は、古米が30キロ×4袋も残っていた。
「もう新米がとれようかというのに、これではいつまでも古米をたべんならん。」とじじがこぼしていたので、さっそく神戸の友人たちに「コシヒカリいらん?」と連絡。
ここのコシヒカリは古米といってもすこぶる美味だし、お友達価格でわけて差し上げたので、友人たちの喜ぶこと。
先日の神戸での食事会に米60キロを持った行き、しっかり商売してきたのさ。笑。
これで、稲刈りと同時に新米が食べられる!
昔は、米に「ごはんですよ」とか「漬物」とかがないと食べられなかったのに、ここの米は、「米だけで」食べられる。
非常に奥行きのある味で、噛めば噛むほど味が濃くなっていく感じがする。
奥丹(この地域のこと)の地に住んで、心から良かったと思うのは、「夏のトマトの究極の味わい」と「秋の芳醇な味覚、コシヒカリ」これに尽きるであろう。
さて、今回の稲刈り。休日ならば男手があるが、平日ならばわたくしの出番だ。
まぁ、それもよし。
家族の一年分の食料を収穫し蔵にたくわえるという、縄文弥生から伝わる営みを、このわたしがやっている。
この運命の不思議さを、ここ最近は楽しめるようになってきた。
ま、こんな余裕ぶっこいているのは今だけやろな。
次の日記では「腰いて〜〜〜〜!!」とか言ってるだろ。あはは!